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【2026年】内窓のSSグレードとは?Sグレードとの違いと補助金をやさしく解説

inner window

内窓の見積もりを取ったときに、


「SSグレードとSグレードは、何が違うのだろう?」

「補助金が高いSSグレードを選んだ方が得なの?」


と迷う方もいらっしゃると思います。

SSやSという言葉だけを見ても、どちらが自分の家に合っているのか分かりにくいですよね。


簡単にいうと、SSグレードは、Sグレードより断熱性能が高い内窓です。

2026年の先進的窓リノベ事業でも、SSグレードの方が補助額は高く設定されています。



それなら、すべてSSグレードにした方がよさそうに思えるかもしれません。

ところが、実際にはそうとも限りません。 SSグレードは、真空ガラスや専用部材を使う仕様が中心になるため、商品価格も高くなる傾向があります。補助額が増えても、最終的な支払額はSグレードより高くなることがあります。


そこでこの記事では、難しい制度の説明だけではなく、 SSグレードとSグレードは何が違うのかどのような窓にSSグレードが向いているのか補助金を差し引くと、どちらが得なのかインプラスとウチリモはSSグレードにできるのかという疑問に、できるだけ分かりやすくお答えします。

※本記事は2026年7月31日時点の公開資料を基に作成しています。対象製品は追加・変更される可能性があるため、実際の申請では最新の対象製品リストと性能証明書を確認します。


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先に結論|SSグレードが向いている窓、Sグレードで十分な窓があります


SSグレードとSグレードのどちらを選ぶか迷ったら、まず「その窓で何に困っているか」を考えてみてください。

冬になると窓の近くがとても寒い、北向きの寝室で結露が多い、少し費用が上がっても断熱性能を重視したいという場合は、SSグレードを検討する価値があります。

一方、工事費をできるだけ抑えたい、複数の窓をまとめて内窓にしたい、寒さや結露がそれほど深刻ではないという場合は、Sグレードでも十分なことがあります。


SSグレードが候補になりやすい窓=北向きの寝室、結露が多い窓、窓際の冷気が強い窓

Sグレードが候補になりやすい窓=南向きで日当たりがよい窓、費用を抑えたい部屋、寒さがそれほど強くない窓


家中すべての窓を同じグレードにそろえる必要はありません。

たとえば、北側の寝室はSSグレード、日当たりのよいリビングはSグレードという選び方もできます。

補助額の大きさだけで決めず、工事価格から補助金を差し引いた後の自己負担額を比べることが大切です。


SSグレードとSグレードは何が違うの?


SSグレードとSグレードの一番大きな違いは、窓から熱が伝わりにくいかどうかです。



■ SSグレードの方が熱を通しにくい

窓の断熱性能は「Uw値」という数字で表されます。

少し難しい言葉ですが、数字が小さいほど、外の暑さや寒さが室内へ伝わりにくいと考えてください。


性能区分 Uw値 特徴
SSグレード 1.1以下 断熱性能を
より重視
Sグレード 1.5以下 性能と費用の
バランスを重視


SSグレードの方が高性能ですが、Sグレードの性能が低いわけではありません。


対象となるLow-E複層ガラスなどを使用したSグレードでも、今ある窓との間に空気層ができるため、寒さ、結露、騒音の軽減を期待できます。

「SSでなければ内窓を付ける意味がない」ということではありませんので、ご安心ください。


■ SSグレードでは真空ガラスを使う仕様が代表的

SSグレードの代表的な仕様には、日本板硝子の真空ガラス「スペーシアクール」が使われています。

真空ガラスは、2枚のガラスの間に薄い真空層をつくり、熱が伝わるのを抑えたガラスです。


一方、Sグレードでは、Low-E複層ガラスを使用した内窓が一般的です。

どちらがよいかは、断熱性能だけでなく、価格、窓の方角、結露の状態などを見ながら選びます。


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高いガラスを入れればSSグレードになるの?


ここは、特に間違えやすいところです。

スペーシアクールのような高性能な真空ガラスを選べば、どの内窓でもSSグレードになるわけではありません。


SSグレードは、ガラスだけでなく、内窓のフレームや窓の形、サイズ、専用部材を含めた「窓全体の性能」で決まります。

同じインプラスやウチリモでも、引違い窓はSSグレード、内開き窓はSグレードというように、窓の形によって変わることがあります。



見積もりを確認するときは、担当者へ次のように聞いてみてください。

この内窓は、性能証明書でもSSグレードになりますか?


この一言を確認しておくと安心です。

商品名やガラス名だけでなく、実際に発行される性能証明書がSSグレードになっていることが重要です。


2026年の内窓補助金はいくら?


2026年の内窓補助額は、戸建住宅とマンションなどの集合住宅で異なります。


■ 戸建住宅の補助額


サイズ SSグレード Sグレード
特大 140,000円 76,000円
89,000円 52,000円
58,000円 34,000円
36,000円 22,000円


■ マンションなど集合住宅の補助額


サイズ SSグレード Sグレード
特大 152,000円 83,000円
98,000円 57,000円
64,000円 37,000円
40,000円 24,000円


マンションなどの集合住宅は、戸建住宅より内窓の補助額が高く設定されています。


また、内窓設置については、3階建て以下の低層集合住宅と4階建て以上の中高層集合住宅で補助額は同じです。

外窓交換では建物の階数によって補助額が異なるため、内窓の補助額と混同しないようにしましょう。


2026年の内窓補助金全体については、以下の記事で詳しく解説しています。

「内窓(二重窓)リフォーム補助金2026|北九州市で損しない断熱窓の選び方」



内窓1ヶ所だけでも補助金を使える?


先進的窓リノベ2026事業では、1回の申請で補助額の合計を5万円以上にする必要があります。


ここで間違えやすいのが、「工事価格が5万円以上」ではないことです。

補助対象となる窓から計算した「補助額の合計」が5万円以上必要です。



■ SSグレードなら中サイズ1ヶ所でも申請できる

戸建住宅のSSグレードは、中サイズで58,000円です。

集合住宅のSSグレードは、中サイズで64,000円です。


どちらも5万円以上なので、中・大・特大サイズなら、1ヶ所だけでも最低申請額を満たします。

ただし、小サイズは戸建住宅36,000円、集合住宅40,000円なので、1ヶ所だけでは申請できません。


Sグレードは、戸建住宅の大サイズが52,000円、集合住宅の大サイズが57,000円です。

大・特大サイズなら1ヶ所でも申請できます。


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窓のサイズは見た目だけでは分からない


補助金のサイズ区分は、実際に製作する内窓の面積で決まります。


サイズ区分 内窓1ヶ所の面積
特大 4.0㎡以上
2.8㎡以上4.0㎡未満
1.6㎡以上2.8㎡未満
0.2㎡以上1.6㎡未満


床まである掃き出し窓でも、幅が狭ければ中サイズになることがあります。


「大きく見えるから大サイズだろう」と思っていたら、実際には中サイズだったということもあります。

最終的なサイズ区分は、現地で採寸した寸法と、メーカーが発行する性能証明書で確認します。


インプラスとウチリモは何が違うの?


LIXIL「インプラス」とYKK AP「ウチリモ」は、どちらも今ある窓の室内側に取り付ける樹脂製の内窓です。
見た目はよく似ていますが、内部の補強材には違いがあります。


■ インプラスはスチールの補強芯材

インプラスの樹脂形材の内部には、スチール製の補強芯材が使われています。

室内から見える主な部分は樹脂ですが、その内側に補強材を入れることで、障子の形や強度を保つ構造です。



ただし、インプラスのすべての部材に同じスチール補強材が入っているという意味ではありません。

窓の形や仕様によって構成は異なります。


■ ウチリモはたて框・下框にアルミ補強材

YKK APは、ウチリモのたて框と下框にアルミ製の補強材を使用していると説明しています。

アルミを使用することで、スチール製補強材に生じる赤さびを抑える設計です。



こちらも、ウチリモのすべての部材に同じアルミ補強材が入っているという意味ではありません。


■ 補強材だけで優劣は決められない

「スチールとアルミでは、どちらがよいの?」と思うかもしれません。

しかし、補強材の材質だけで内窓の良し悪しや、SSグレードかどうかを決めることはできません。

実際には、窓枠の奥行き、窓の大きさ、ガラス、開閉のしやすさ、追加部材の有無などを含めて選びます。


インプラスとウチリモの違いについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

「内窓メーカー比較|LIXIL・YKK APを後悔なく選ぶポイント」


インプラス+スペーシアクールはSSグレードになる?


インプラスとスペーシアクールの組み合わせには、SSグレードの対象仕様があります。

分かりやすく整理すると、次のとおりです。


インプラスの窓種 スペーシアクールとの
主な性能区分
引違い窓 SSグレードの
対象仕様あり
FIX窓 SSグレードの
対象仕様あり
開き窓 Sグレード
テラスドア Sグレード


インプラスの引違い窓には、浴室仕様を含むSSグレードの登録もあります。

ただし、インプラスとスペーシアクールを組み合わせれば、すべてSSグレードになるわけではありません。

製作するサイズやガラス性能などが登録条件に合っているか確認する必要があります。


ウチリモ+スペーシアクールもSSグレードになる?


はい。ウチリモも、条件を満たす引違い窓であればSSグレードになります。

具体的には、ウチリモの真空ガラス専用フレームとスペーシアクールを組み合わせ、対象製品として登録された条件を満たす仕様です。


ウチリモ+スペーシアクールも、登録された対象仕様の引違い窓であればSSグレードになります。

ただし、すべてのウチリモがSSグレードになるわけではありません。



中桟の有無、浴室仕様、アルミレール仕様、ガラス、製作サイズなどによって性能区分が変わります。

内開き窓と開き窓テラスは、対象となるLow-E複層ガラスなどとの組み合わせでSグレードになります。

浴室仕様のLow-Eアルゴンガス入り複層ガラスも、対象仕様ではSグレードです。


見積もりを取るときは、「ウチリモだからSS」と判断せず、対象製品型番と性能証明書を確認してもらいましょう。


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SSグレードにすると、どのようなメリットがある?


■ 窓際の暑さ・寒さを抑えやすい

SSグレードは熱を通しにくいため、冬に窓の近くで感じる冷気や、ガラス面から伝わる冷たさを抑えやすくなります。

特に北向きの寝室や、日が当たりにくい部屋に向いています。


■ 結露を軽減しやすい

内窓を付けると、今ある窓との間に空気層ができ、室内側のガラスが冷えにくくなります。

SSグレードは断熱性能が高いため、結露の軽減にも有利です。



ただし、室内の湿度や換気状況によっては結露が残ります。

「SSにすれば結露が必ずゼロになる」とは限りません。


■ 中サイズ1ヶ所でも補助金を申請しやすい

SSグレードの中サイズは、戸建住宅58,000円、集合住宅64,000円です。

どちらも最低申請額の5万円以上になるため、中サイズ1ヶ所でも申請条件を満たします。

寝室の窓1ヶ所だけをリフォームしたい方にとっても、SSグレードは検討しやすい選択肢です。


SSグレードを選ぶ前に確認してほしいこと


■ 補助額ではなく自己負担額を見る

SSグレードの補助額だけを見ると、とてもお得に感じます。

しかし、商品価格も高くなるため、次の3つを並べて比較してください。


・工事費を含めた総額

・予定される補助額

・補助金を差し引いた自己負担額



「補助金が多い方」ではなく、「支払額と必要な性能のバランスがよい方」を選ぶことが大切です。


■ 開け方を変えてまでSSにしない

引違い窓ならSSグレードにできても、内開き窓ではSグレードになることがあります。

だからといって、補助額を増やすためだけに、開けられる窓をFIX窓へ変えると、換気や掃除が不便になるかもしれません。

補助金よりも、工事後の使いやすさを優先しましょう。


■ 納期を確認する

真空ガラスを使った内窓は、一般的なLow-E複層ガラスより納期がかかる場合があります。

補助金は予算上限に達すると受付が終了するため、製品の納期と工事予定日も確認しておくと安心です。


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迷ったら窓ごとにSSとSを使い分ける


SSグレードとSグレードのどちらか一方に、家中すべてをそろえる必要はありません。 

たとえば、次のような選び方があります。


・北向きで結露が多い寝室:SSグレード

・冬に冷気を強く感じる窓:SSグレード

・南向きで日当たりがよい部屋:Sグレード

・費用を抑えたい部屋:Sグレード

・使用頻度が低い部屋:Sグレード



北九州市のような比較的温暖な地域では、すべての窓をSSグレードにするより、寒さや結露が強い窓だけSSグレードにする方が、費用と効果のバランスがよいこともあります。

複数の窓を施工した場合の費用と補助額は、以下の記事で具体的に比較しています。

「内窓6窓の費用はいくら?北九州市の補助金・自己負担を3パターンで比較」


まとめ|一番補助金が高い内窓より、自宅に合う内窓を選ぶ


SSグレードは、Sグレードより断熱性能が高く、2026年の補助額も大きくなります。


インプラス+スペーシアクールには、引違い窓とFIX窓でSSグレードの対象仕様があります。

ウチリモ+スペーシアクールも、真空ガラス専用フレームなどの条件を満たす引違い窓であればSSグレードです。


ただし、SSグレードは商品価格も高くなります。

すべての窓をSSグレードにするのではなく、寒さや結露が強い窓にはSSグレード、費用とのバランスを重視する窓にはSグレードという選び方もあります。



大切なのは、「補助金が一番多い内窓」を選ぶことではありません。

工事後にどのような暮らしをしたいかを考え、ご自宅の窓に合った内窓を選ぶことです。


マドナビ工房では、北九州市の住宅について、SSグレードとSグレードの工事価格、補助額、自己負担額を窓ごとに比較してご案内します。


「わが家にはSSとSのどちらが合う?」

「インプラスとウチリモのどちらが取り付けやすい?」

「補助金を差し引くと、実際にいくらかかる?」


このような疑問がありましたら、窓全体の写真と、おおよその幅・高さを公式LINEからお送りください。



「うちの窓も効果があるかも?」 と思ったら 補助金も含めてご相談ください。

「やってよかった」と心から思える窓断熱リフォームを 実現することが、 私たちマドナビ工房の役目だと考えています。


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