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24時間換気をしているのに湿気や結露?梅雨前に見直したい内窓で断熱・遮熱対策

inner window

5月末から梅雨にかけて、家の中の湿気が気になり始める季節です。


「24時間換気をつけているのに、部屋がジメジメする」

「窓まわりやカーテンの裏が湿っぽい」

「冬だけでなく梅雨時期もカビが心配」

「換気しているのに、なぜ結露するの?」


このようなお悩みはありませんか。

24時間換気は、室内の空気を計画的に入れ替えるための大切な設備です。


住宅の高気密化が進む中で、建材や家具などから発生する化学物質を室内にため込まないため、シックハウス対策として導入されました。

国土交通省の資料でも、改正建築基準法はシックハウスの原因となる化学物質の室内濃度を下げるため、建材や換気設備を規制する法律として、平成15年、つまり2003年7月1日に施行されたと説明されています。



ただし、24時間換気は「空気を入れ替える設備」であり、湿気・結露・カビを完全に防ぐ万能な設備ではありません。

特に、窓の断熱性能が低い家では、梅雨時期には窓まわりやカーテンの裏に湿気がこもりやすく、冬には冷えた窓に結露が発生しやすくなります。


また、5月末から夏にかけては、強い日差しや西日による室温上昇も始まるため、断熱だけでなく遮熱の考え方も重要になります。

この記事では、24時間換気をしているのに湿気や結露が気になる原因、梅雨前にできる湿気対策、窓の断熱・遮熱リフォーム、補助金を活用した対策までわかりやすく解説します。


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24時間換気はなぜ義務化されたのか?


24時間換気が義務化された背景には、住宅の高気密化とシックハウス症候群の問題があります。

昔の住宅は、現在ほど気密性が高くなく、すき間風などによって自然に空気が入れ替わっていました。


しかし、住宅の断熱性・気密性が高まるにつれて、室内の空気がこもりやすくなりました。

その結果、建材、接着剤、家具、日用品などから発生する化学物質や、生活の中で発生する湿気、におい、汚れた空気が室内に残りやすくなりました。

こうした問題への対策として、計画的に空気を入れ替える仕組みが必要になったのです。



三菱電機の解説でも、シックハウス対策として住宅などの居室では、原則として0.5回/h以上の換気回数を確保できる機械換気設備の設置が義務付けられていると説明されています。

0.5回/hとは、1時間に部屋の空気の半分程度が入れ替わる換気能力を意味します。


つまり、24時間換気は健康的な室内環境を保つための設備です。湿気を外に出す効果もありますが、本来の目的は「結露を完全に防ぐこと」だけではありません。

そのため、24時間換気をしていても、室内干し、調理、入浴、外気の湿度、窓まわりの空気の滞留、窓の断熱不足などが重なると、湿気や結露が発生することがあります。


5月末から梅雨前に湿気が気になりやすい理由


5月末は、冬のような窓の結露は少なくなる一方で、梅雨前の湿気やカビが気になり始める時期です。

特に、次のような変化が起こりやすくなります。


原因 内容
外気の湿度が高くなる 換気しても湿った空気が入りやすい
室内干しが増える 洗濯物の水分で室内湿度が上がる
窓まわりに空気がこもる カーテン裏や家具の裏に湿気がたまりやすい
エアコン使用前で除湿が不十分 室内の湿気が抜けにくい
梅雨入り前の掃除不足 換気口・フィルターの汚れで換気効率が落ちる

梅雨前後は、外の空気そのものが湿っています。


24時間換気は外の空気を取り入れながら室内の空気を排出するため、外気の湿度が高い日は、換気していても室内がジメジメ感じられることがあります。


また、雨の日が増えると洗濯物を室内干しする機会も増えます。洗濯物から出る水分は室内に放出されるため、除湿機や浴室乾燥、換気扇を使わないと、窓まわりや壁際、カーテンの裏に湿気がたまりやすくなります。

つまり、5月末は「冬の結露対策」というよりも、梅雨の湿気・カビ対策を始める時期として考えると自然です。




24時間換気をしているのに湿気や結露が気になる主な原因


原因1:給気口を閉めている


冬の冷気、花粉、外のにおい、虫の侵入などが気になって、給気口を閉めっぱなしにしている方は少なくありません。

しかし、給気口を閉めると、空気の入口がなくなり、24時間換気が計画通りに働きにくくなります。



換気扇が動いていても、新しい空気が入ってこなければ、室内の湿気や汚れた空気はうまく外へ出ていきません。

湿気が気になるときほど、給気口が閉まっていないか確認することが大切です。


原因2:換気口やフィルターが汚れている


24時間換気のスイッチが入っていても、給気口や換気扇のフィルターがホコリで詰まっていると、換気量が落ちてしまいます。

特に5月末は、梅雨入り前、そしてエアコンを本格的に使い始める前のタイミングです。


換気口、浴室換気扇、トイレ換気扇、レンジフード、エアコンフィルターをまとめて点検するには非常に良い時期です。

「換気しているつもり」でも、実際には空気が十分に動いていないことがあります。


原因3:室内干しや調理で湿気が増えている


梅雨前後は、室内干しが増えやすい季節です。

洗濯物の水分は室内に放出されるため、部屋の湿度が大きく上がります。



さらに、調理中の湯気、入浴後の湿気、人の呼気、観葉植物、加湿器なども湿度を上げる原因になります。

24時間換気は湿気を外に出す働きがありますが、発生する湿気の量が多いと、排出が追いつかないこともあります。


原因4:窓の断熱性能が低い


24時間換気をしていても、窓の断熱性能が低いと、湿気や結露の悩みは残りやすくなります。

単板ガラスやアルミサッシは、外気の影響を受けやすい窓です。



冬は外の冷たさが室内側に伝わり、窓表面が冷えることで結露が発生しやすくなります。

一方、夏前から夏にかけては、窓から日射熱が入りやすくなり、室温上昇やエアコン効率の低下につながります。


つまり、窓の性能が低いと、冬は結露、夏は暑さ、梅雨は湿気やカビと、季節ごとに違う悩みが出やすくなるのです。


原因5:カーテン裏や家具の裏に空気がこもっている


窓まわりは外気の影響を受けやすい場所です。

カーテンを閉めっぱなしにしていると、窓とカーテンの間に湿気がこもります。


そこにホコリや汚れがあると、カビが発生しやすくなります。

また、窓の前に家具を置いている場合も、空気が動きにくくなります。

梅雨前は、カーテン裏、窓枠、サッシ、家具の裏側を確認しておくことが大切です。


梅雨前にチェックしたい湿気・カビ対策 5月末に、まず確認しておきたいポイントをまとめます。


チェック項目 確認すること
24時間換気 止めていないか
給気口 閉まっていないか
フィルター ホコリで詰まっていないか
浴室換気 入浴後にしっかり使っているか
室内干し 除湿機や換気と併用しているか
カーテン裏 湿気やカビがないか
窓サッシ 黒カビや水滴の跡がないか
エアコン フィルター掃除ができているか

この中でも特に大切なのは、空気の入口と出口を確保することです。


給気口を閉めたまま換気扇だけを回しても、空気は計画通りに入れ替わりません。

まずは給気口を開け、フィルターを掃除し、空気が通る状態にしましょう。



湿気・結露を防ぐために自分でできる対策


24時間換気は基本的に止めない


湿気が気になる季節こそ、24時間換気は止めずに使うことが大切です。


「電気代が気になる」

「外の空気を入れたくない」


と感じる方もいますが、換気を止めると湿気、におい、汚れた空気が室内にこもりやすくなります。

給気口を開けて空気の入口を確保する 換気は、空気の出口だけでなく入口も必要です。



浴室やトイレ、キッチンの換気扇が動いていても、給気口が閉まっていると十分な換気ができません。

給気口が家具やカーテンでふさがれていないかも確認しましょう。

フィルターを掃除する 給気口や換気扇のフィルターが汚れていると、空気の流れが悪くなります。


5月末は梅雨入り前の点検時期として最適です。

エアコンのフィルター掃除とあわせて、24時間換気のフィルターも確認しましょう。


室内干しは除湿機・浴室乾燥と併用する


室内干しをすると、洗濯物の水分が室内に放出されます。

部屋干しをする場合は、除湿機、サーキュレーター、浴室乾燥、換気扇を併用しましょう。

窓を開けるだけでは、外の湿度が高い日は逆に湿気が入り込むこともあります。


カーテンを開けて窓まわりの空気を動かす


カーテン裏は湿気がこもりやすい場所です。

朝や日中にカーテンを開け、窓まわりに空気を通しましょう。

窓枠やサッシにカビが出ている場合は、湿気が慢性的にたまっているサインです。





それでも湿気・結露が気になるなら窓の断熱不足かもしれません


湿気対策をしているのに、窓まわりが湿っぽい。

カーテン裏にカビが出る。

冬になると毎年結露する。

夏は窓から熱が入り、エアコンの効きが悪い。


このような場合は、窓の断熱性能が不足している可能性があります。

窓は、住まいの中でも外気の影響を受けやすい場所です。

断熱性能が低い窓は、冬は冷えやすく、夏は熱が入りやすくなります。


窓の状態 起こりやすい悩み
単板ガラス 冬の結露・冷気
アルミサッシ サッシ部分の結露・冷え
北側の窓 カビ・結露
西側の窓 夏の暑さ・西日
大きな掃き出し窓 冷暖房効率の低下
古い引き違い窓 すき間風・気密不足

結露対策というと「換気」や「除湿」だけを考えがちですが、根本的には窓の表面温度を下げにくくすることが重要です。


そのため、湿気対策をしても改善しない場合は、窓の断熱リフォームを検討する価値があります。


5月末に窓リフォームを考えるメリット


梅雨の湿気・カビ対策を早めに始められる

梅雨入り後にカビが出てから対策するよりも、5月末の段階で窓まわりを確認しておく方が安心です。

特に、カーテン裏や北側の窓、洗面所、浴室まわりは湿気がこもりやすい場所です。

早めに確認することで、カビの発生を防ぎやすくなります。


夏の暑さ・西日対策にもつながる

5月末は、夏本番前の準備時期でもあります。



西向きの窓や南西向きの大きな窓は、夏になると強い日差しで室温が上がりやすくなります。

遮熱タイプのLow-Eガラスや内窓を検討することで、夏の暑さ対策にもつながります。


秋冬の結露対策を先回りできる

結露が本格的に気になるのは冬ですが、窓リフォームは相談、現地調査、見積、採寸、発注、施工まで時間がかかります。

5月末から検討しておくことで、秋冬の結露シーズンに備えやすくなります。




窓の断熱・遮熱リフォームでできる対策


内窓設置

内窓設置は、今ある窓の内側にもう一つ窓を取り付ける方法です。

二重窓とも呼ばれます。 既存の窓と内窓の間に空気層ができるため、外気の影響を受けにくくなります。



冬は窓まわりの冷えや結露を抑えやすくなり、夏は室内への熱の侵入を抑える効果も期待できます。

また、内窓は防音対策にも相性が良く、寝室や道路沿いの部屋にもおすすめです。


外窓交換

外窓交換は、既存の窓を高断熱の窓に交換する方法です。

窓全体の性能を高められるため、サッシごと断熱性能を上げたい場合に向いています。

ただし、マンションでは窓が共用部に該当することがあるため、管理規約の確認が必要になる場合があります。


ガラス交換

ガラス交換は、既存のサッシを活かして、ガラス部分だけをLow-E複層ガラスなどに交換する方法です。

比較的取り入れやすい方法ですが、サッシ枠部分の断熱性能は変わらないため、サッシの結露が残る場合もあります。


結露対策としては、窓全体の状態を見て判断することが大切です。

工事方法 向いているケース
内窓設置 結露・寒さ・防音をまとめて改善したい
外窓交換 窓全体の性能を上げたい
ガラス交換 サッシを活かして対策したい
遮熱Low-Eガラス 夏の西日・暑さを抑えたい
断熱Low-Eガラス 冬の冷え・結露を抑えたい
断熱と遮熱はどう使い分ける?


5月末の記事では、断熱だけでなく遮熱も重要なキーワードです。

結露や冬の寒さ対策で重視したいのは「断熱」です。

断熱は、外の冷たさを室内に伝えにくくし、窓まわりを冷えにくくする考え方です。



一方、夏の暑さや西日対策で重視したいのは「遮熱」です。

遮熱は、太陽の日射熱が室内に入るのを抑える考え方です。


目的 おすすめ仕様
冬の結露を抑えたい 断熱タイプLow-E複層ガラス
北側の部屋が寒い 断熱タイプ
西日が暑い 遮熱タイプLow-E複層ガラス
南西向きの部屋が暑い 遮熱タイプ
1年中快適にしたい 方角ごとに断熱・遮熱を選ぶ

結露だけを考えるなら断熱が重要です。


しかし、5月末から夏にかけては、西日や日射熱の影響も大きくなります。

そのため、窓の方角や部屋の使い方に合わせて、断熱タイプと遮熱タイプを選ぶことが大切です。


窓の断熱リフォームは補助金対象になります


既存住宅の窓断熱リフォームでは、国の補助金を活用できる可能性があります。



2026年の「先進的窓リノベ2026事業」公式サイトでは、対象工事としてガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換などが案内されています。

また、窓リノベ事業者として登録されている事業者を検索でき、登録のない事業者との契約は補助対象にならないとされています。


確認ポイント 内容
対象製品 補助金対象として登録された製品か
工事内容 内窓設置・外窓交換・ガラス交換など対象工事か
補助額 1申請あたりの条件を満たすか
事業者登録 登録事業者が申請に対応できるか
工事時期 制度の対象期間内か
性能証明書 申請に必要な書類が発行できるか

補助金は、制度の予算や申請状況によって受付終了となる場合があります。


そのため、梅雨前・夏前の段階で早めに相談しておくことが大切です。


よくある質問


24時間換気をしていれば湿気や結露は防げますか?

完全には防げません。24時間換気は空気を入れ替え、湿気を排出するための設備ですが、窓の断熱性能が低い場合や室内の湿度が高い場合は、湿気や結露が発生することがあります。


梅雨時期は窓を開けた方がいいですか?

外の湿度が高い日は、窓を開けることでかえって湿気が入る場合があります。

湿度が高い日は、除湿機やエアコンの除湿機能、換気扇を上手に使うことが大切です。


内窓をつければ結露は完全になくなりますか?

結露を大きく軽減できる可能性があります。

ただし、室内の湿度が高すぎる場合は、内窓設置後も結露が残ることがあります。換気や湿度管理も引き続き必要です。


結露対策には断熱と遮熱のどちらが大切ですか?

冬の結露対策では断熱が重要です。

一方、夏の暑さや西日対策では遮熱が重要になります。方角や部屋の使い方に合わせて選ぶことが大切です。


補助金を使って窓の結露・湿気対策はできますか?

対象製品を使った内窓設置、外窓交換、ガラス交換などであれば、補助金対象になる可能性があります。

ただし、対象製品、補助額、登録事業者、工事時期などの確認が必要です。



まとめ|5月末は、湿気・カビ・暑さ・結露をまとめて見直すタイミングです


24時間換気は、室内の空気を計画的に入れ替えるための大切な設備です。

住宅の高気密化に伴うシックハウス対策として、2003年の建築基準法改正により、住宅などの居室への換気設備の設置が義務化されました。



ただし、24時間換気をしていても、湿気や結露が完全になくなるわけではありません。

給気口の閉めっぱなし、フィルターの汚れ、室内干し、窓まわりの空気の滞留、窓の断熱不足などが重なると、梅雨時期には湿気やカビ、冬には結露が発生しやすくなります。


5月末は、梅雨の湿気対策と夏の暑さ対策を始めるのにちょうどよい時期です。

さらに、今のうちに窓の断熱性能を見直しておくことで、秋冬の結露対策にもつながります。


内窓設置、外窓交換、ガラス交換などの窓リフォームは、湿気・結露・寒さ・暑さ・防音・省エネ対策に役立つ可能性があります。

条件を満たせば補助金を活用できる場合もあるため、まずは現在の窓の状態と対象製品、補助額を確認してみましょう。


「うちの窓も効果があるかも?」 と思ったら 補助金も含めてご相談ください。

「やってよかった」と心から思える窓断熱リフォームを 実現することが、 私たちマドナビ工房の役目だと考えています。


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